【重要】FX初心者が損しないために押さえておくべきポイントと始め方は?
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資産運用のために、FXを初めて取引するんだけど・・・損しないようにするために知っておくべきことってあるのかなぁ?

サラリーマン  タツジサラリーマン  タツジ

お金を増やす目的で取引するなら、基本的な知識がないと必ず負けて資産を減らすことになる。株とはまた取引の性質も異なるからね。取引開始前に知っておくべきことについて教えるね。

この記事から学べる事

対象:FXについて知りたい方、FXを初めて取引する方、儲かると聞いてなんとなくFXを始めたがどうしても安定して勝てない方

内容:FXの基本的な知識と正しい始め方

目的:FX取引初心者が失敗しやすい事象を踏まえ、正しい始め方が理解できます。

FXとは何?FXの特徴・仕組みについて解説

FX(Foreign Exchange)とは、外国為替という意味で、例えば日本円を売って米ドルを買うように、異なる2つの国の通貨を交換することです。

本来、外貨の両替を意味する言葉ですが、FXと言えば外国為替保証金取引として理解されるようになっています。

FXで稼げる仕組みとは

FX(外国為替証拠金取引)とは、外国為替取引を「証拠金」で行う取引です。「証拠金」は、取引を行う際に相手方に預け入れる「担保金」のようなものと考えてください。

FXは、必ず決済(反対売買)することが約束された「差金決済」という決済方法を採用した取引です。

そのため、総取引額の現金(キャッシュ)の受渡しは必要とされず、売買の損益の受渡しのみで取引が完結します。

下記の図のように、1ドルが何円になるのか、お金の交換レートである(為替レート)は変化しています。
この為替レートに沿って証拠金を元にお金の売買を行うことで、その差額で利益を出す。これがFXです。

資産運用としてFXが選ばれる理由と運用上の注意点

既に資産運用として、外貨預金をされている方もいらっしゃるかもしれませんが、何故今FXが人気なのでしょうか。

ここで、外貨預金とFXの比較をしてみましょう。

比べてみていかがでしょうか。FXのほうが外貨預金よりも有利に取引できることがわかると思います。

ここで、資産運用としてなぜFXが人気となっているか纏めてみます

資産運用としてFXがおすすめである理由

1、少ない資金で取引可能

2、平日は、ほぼ24時間取引が可能

3、取引コストが安く、注文方法も数多くリスクヘッジが容易

4、スワップポイントによる収益も得ることが可能

1、少ない資金で取引可能

例えば、ドル/円が1ドル=100円のレートときに1万ドルの取引をするとしましょう。通常なら1万ドルを手に入れるためには、1万ドル×100円=100万円がなければなりません。

しかし、FXは差金決済を採用した証拠金取引ですので、総取引額(100万円)の数パーセントの証拠金を預け入れるだけで、1万ドル分の取引を行うことができるのです。

レバレッジをMAXの25倍とすると、手元に資金が4万あれば最大100万円=1万ドルの取引ができるということになります。

※レバレッジとは、「証拠金」を担保として預けることで、手元資金の何倍もの取引を行えることです。現時点では、国内における個人口座では、上限25倍の規制があります。

もし、仮に4万円の損失が発生すれば、預けている証拠金から差し引かれます。逆に4万円の利益が出た場合は預けている証拠金に加算されます。

証拠金で取引が出来るFXは、株の信用取引がレバレッジ約3倍であることを考えると資金効率が良く、小資金から短期間で資産を築くためには、おすすめできる取引であると言えます。

しかし、この高レバレッジが可能であることが、FX初心者にとっては、罠となります。

FXが投機で投資対象にならないと言われる方もいますが、これは自己資金の最大25倍までレバレッジを効かせた取引ができることが理由です。

しかし、FXはレバレッジ1倍で運用すれば、外貨預金と同じで取引コストも抑えて、資産運用として利用できることを、覚えておいてください。

投機ではなく投資として運用するには、レバレッジを抑え初心者なら1倍~3倍でまず取引してみましょう。これがFXにおいて絶対に守らなければならないルール資金管理です。

人は、勝ち続けると、レバレッジをあげてしまい、結果たった1回の取引でロスカットにより自分の手元資金以上の損失を出してしまいます。

※ロスカットとは、保有している外貨の価値が下がって損失が発生した場合に、一定額の損で自動で決済し、損切りしてくれる仕組みです。

自分の手元資金に見合ったれレバレッジで取引し続けることこそが、FX初心者が失敗しない基本ルールとなるところです。これが守れなければどんなに取引の勝率が高くても、FXで資産は築けません。

2、平日は、ほぼ24時間取引が可能

FXの特徴のひとつに、取引を行う場所を特定する「取引所」がない(一部の取引除く)という点があります。

電話やインターネットを介して、「買う人」と「売る人」それぞれが個々に取引を成立させる方法が主流になっていて、このような取引形態を「相対取引」といいます。

同通貨ペアの取引であっても、その成立価格は個々の取引によって違うため為替レートは取引会社により微妙に異なります。

電話やインターネットを介して全世界がひとつのマーケットを形成しているため、どこかの国で誰かが取引をしている限り、いつでも取引に参加することが可能です。株取引と比較してもここが有利なポイントです。

株取引の場合は、ニューヨーク市場で株価急落のニュースがでても、東京市場を待って売買しなければならないことを考えると、FXは土日にポジションを持たなければ、ギャップダウンのリスクを避けることができます。

FXは土曜、日曜日と1月1日以外の日は、基本的に取引が継続されており、サラリーマンや主婦、学生等、日中に時間が取れない方も、ライフスタイルに合わせ、取引することが可能である点が良いところです。

3、取引コストが安く、注文方法も数多くリスクヘッジが容易

FXの魅力は、「取引コスト」が非常に安いことです。
取引手数料は新規・決済取引ともに0円です。もちろん口座開設・口座管理料も0円が基本となっています。

ただし、FX取引の際には、ある時点で買う時のレートと売る時のレートの差があり、これを「スプレッド」といい、実質的な取引コストとなっています。

例えば、ドル/円の通貨ペアで、買う時のレートが「107.337円」、売る時のレートが「107.347円」だとするとスプレッドは「1銭」です。

つまり、スプレッドの幅が狭いほど取引コストを抑えることが出来るということです。スプレッドの幅の設定は、FX業者によってまちまちなので、取引前に一度FX業者を比較しましょう。

なお、FX取引を行う際に最も重要なのは、負けるときにどうするかを考えることです。価格変動で利益を狙う取引がメインとなる場合は、必須条件です。

ドル/円の通貨ペアで、買う時の為替レートが「107.337円」だった場合に、「107.237円」で逆指値注文を買う時に同時にだしておけば損失を大きくすることを抑えられます。

FX取引では、OCOやIFDOCO など損失を限定する様々な注文の方法が用意されています。FX初心者は、積極的に逆指値注文を利用し負けを小さくするように、まず訓練しましょう。

4、スワップポイントによる収益も得ることが可能

FXには、先にお伝えした価格変動(差金決済)による為替差益の他に、収益を得るチャンスがあります。

FX取引では、異なる2つの国の通貨の交換を行うと同時に、金利の交換が行われますが、各国の金利は異なる為、その差額を調整する必要があります。

その、金利差調整額が「スワップポイント」です。

例えば、円のような低金利通貨を売って、米ドルのような高金利通貨を買うと、その金利の差額を毎日受け取ることができます。

高金利の通貨を買って、低金利の通貨を売った場合に、そのポジションを翌営業日に持ち越す(ロールオーバーする)ことで、スワップポイントが受取りとして発生します。

一日では、少額ではありますが、一年間持ち越すと、このスワップポイントも投資妙味のひとつです。

スワップポイントの大きさは、日々の短期金利と、FX業者の営業戦略で決まりますので、毎日のように変化します。

FX業者ごとにスプレッドの広さも違いますので、一度通貨ペア毎にFX業者各社のスワップポイントとスプレッドの広さ(広いほど取引コストが大きくなります。)を確認してみてください。

もし、スワップポイントの利益を狙ってFXをしようと思っている方は、各国の政策金利の動向も考慮し、必ずスワップポイントが「プラス」になるケースで取引していく必要があります。

【重要】FX初心者が勝つために押さえておくべきルールと正しい始め方

さて、上記にてFXの基本的事項と初心者が注意すべき点についていくつか述べましたが、ここでFXで失敗しないためのポイントを纏めておきます。

FXで今勝ててない方も再度、復習してみてください。下記、3つのルールを守れれば、小さい負けがあってもFX市場からの退場はありません。時間とともにテクニックを磨けば徐々に稼げるようになります。

FX初心者が失敗しないために行うべきこととは

POINT1:【資金管理】初心者のうちは、大きく稼ごうとせず、レバレッジを掛けすぎないよう注意する。

POINT2:【損切りの徹底】初心者のうちは、新規注文と同時に損切り注文を入れる。

POINT3:【メンタル管理】初心者のうちは、失っても良い資金(経験を積むための経費)で取引を行う。

POINT1:【資金管理】

FXで成功者でも、勝率は6,7割です。つまり長期的に成功するためには3,4割は負けることが条件であり、如何に負け(損失額)を小さくすることができるかがFX取引では、鍵になります。

投資をやっている方は、理解しているはずですが、人間は損失を嫌がる生き物です。レバレッジは、国内で定められているのは最大25倍までですが、FX心者は1~3倍まででまず取引してみましょう。

FX取引は、1回の取引を損小利大にすることが基本ですが、初心者の間は、人間の特性通り利小損大になりがちです。

そのためにも、レバレッジを掛けすぎて、1回の取引で全資産を失わないよう、損小利大の取引に慣れるまでは、レバレッジはかけてはだめなのです。

POINT2:【損切りの徹底】

上述したように人間は、反射的に損失リスクを遠ざける特性があります。この特性が、本質的に理解できれば、1年トータルの成果として、FX取引で勝てるようになります。

突然の実験ですが、無条件で次のとおりお金が貰えるなら、あなたはどちらを選びますか?

A. 50万円を無条件でもらえる。
B. 100万円を確率1/2でもらえる。

ほとんどの人は堅実なAを選ぶといわれています。何も手に入らない損失を嫌うからです。

では次のケースでは、あなたならどちらを選びますか?

A. 100万円の借金が半分になる。
B. 100万円の借金が確率1/2で帳消しになる。

堅実な人は、Aを選びそうですが、実際には多くの人がBを選んでしまいます。

この実験、利益であっても損失であっても、Aを選んだ場合、当事者にとっては、50万を得ることにかわりがないのですが、損失がある状況では、リスクを負っても損失を回避しようとする人間の特性がでてしまいます。

このことからも、FX取引をしていると損小利大の取引を継続することが、如何に難しいことかわかると思います。

つまり、FXで勝つためには、人間の感情を抜きにして取引をし続ける必要があり、FX初心者は、新規注文と同時に損切り注文をいれておくことを、おすすめします。まずは損切りの癖をつけることが鍵なのです。

また、損切りを減らすために最初から、勝率の高い場面&損を小さく利益を伸ばせる局面でのみ取引をすることも重要です。

POINT3:【メンタル管理】

POINT1では、レバレッジを抑えることを伝えましたが、それに加えてFX初心者は、少額な資金でFX取引をするよう心掛けましょう。

例えばあなたに、30万円失っても良い取引資金(生活費に関わらない資金)があるとするなら、10万円×3回に分けて取引を開始してみましょう。

また、10万円をFX口座に入れ、レバレッジMAX3倍で取引を開始したとして、仮に20万円の資金に増やせれば、まず10万円を口座から出金してみてください。

そこからは、100万円を稼ぐまで資金を増やしてみましょう。仮に資金を全て失っても原資10万円は残ります。

このように、精神的に余裕ができる取引環境を作れれば、1度の少額損切りをすることが容易になり、経費であると認識できるようになります。

取引資金MAX、レバレッジMAXの背水の陣で戦うと、メンタル管理ができず、必ず失敗するのがFXです。FXを投機でなく投資として始めるならこれだけは守りましょう。

FXで勝つために必要なFX取引業者とは

FX業者の中には、最低取引単価を1万通貨(証拠金として4万程度)としている業者もたくさんあります。

FX初心者は、証拠金を少額で始める必要があるのですから、最低取引単価を低く設定している業者を選ぶことが、取引を優位にするために必須となります。

分割して複数回に分けてエントリーすることができれば、建玉の平均値を抑えることができ、優位にポジションを形成できます。どんなプロでも底と天井を当てることはできないものです。

では、少額取引が可能なFX業者はどこでしょうか。

私がこれまで使ってみて、企業規模、約定能力も含めておすすめできる業者を参考に紹介しておきます。

少額取引が可能でおすすめなFX取引業者

1、みんなのFX

1,000通貨単から取引可能。短期売買を行うトレーダーから人気

2、JFX

1,000通貨から取引可能。強力なチャート機能を搭載。快適約定能力

まずは、上記取引業者のホームページを確認し、取引コストであるスプレッドの幅も比較・確認の上、1,000通貨から取引を開始してみてください。


FXは初心者においても、本記事で述べた通りルールを守り取引を継続できれば、本当におすすめな投資法です。

5万~100万程度の少額資金しかない方には、株も投資信託もほとんど買えないと思います。これから投資を始める方は、FXで効率よく資金を増やし、株や投資信託にも資金を投入して分散投資してみてください。

FXに勝つための取引テクニックや情報収集の方法については、また次回以降の記事でご紹介いたします!